NetBSD-1.5のインストール

初稿 : 2001.02.24
改訂 : 2001.02.28
改訂 : 2001.03.06

インストールの前に

さて、1.2からアップグレードによって使い続けてきたNetBSD。2GBのHDにインストールしたとき、MacOSに500MBも当ててしまい、ここのところ画像ファイルのやり取りなどで容量不足に泣かされていた。100MB単位のファイルが通過するんで、あと500MBもあれば、便利だなあと。

squidを入れたらメモリ不足でかえって遅くなるし、CDも壊れている。

そこでもう6年選手にもなる愛器LC475に64MB EDO-SIMMとApple CD-600i(x4)を突っ込み、老体に鞭打つアップグレードとともにNetBSD1.5にアップデートすることにした。

まあだいぶ慣れたNetBSDだし、Debian Linuxなどの候補もあったが、なにせ3年間、引越しや大掃除を除いて24時間フル稼働でダウンゼロの信頼性である。他のものを試そうという気にさえならない。ついでにHDも換装したいのだが、この実績を誇られると「アタリ」のこのHDは換装しにくい。最近ではこのHDは絶対壊れないんじゃないかという気がしてきた(んなわけないだろ>オレ)

ただしパーティーションの切りなおしなので、完全に再インストールになる。

一応マシンの構成を。

i

Apple Macintosh LC475
CPU Motorola XPC68040HRC25 標準の68LC040から換装
HD QUANTUM, FIREBALL_TM2110S, 300X Internal SCSI
CDROM MATSHITA, CD-ROM CR-8005A, 4.0 Apple CD-600i
Memory 64MB EDO
VRAM 512KB x 2
Ether Asante MacCon LC-A

FPUなしのLC040では動きません。また、Ethernet Cardはサポートされているものを探すのに2年かかりました。

ネットワークの設計

192.168.0.0/24を使用する。

LAN用のDNSを用意して名前解決をし、LAN外へはケーブルモデムからインターネットへ接続、プロバイダのDNSを利用する。メールは設定が落ち着くまではとりあえず各クライアントがそれぞれ独自にメーラを用いることにする。SMTP、POP3も当座はプロバイダのサーバを利用する。

LANの構成
192.168.0.1 NTT-TE東京(現NTT-ME) MN128-SOHO SL10 ダイアルアップルータ

192.168.0.2〜9 MN128-SOHO SL10によるDHCPレンタルアドレス 設定はしてあるが出番なし(はう)

192.168.0.10 Apple Macintosh LC475 NetBSD/mac68k
192.168.0.11 Apple iMac MacOS 9.1
192.168.0.12 Apple Power Macintosh G3 DT233 MacOS 9.1
192.168.0.13 PC-AT Compatible i810-Celeron333MHz Kondara Linux 2000
192.168.0.14 PC-AT Compatible i815-Celeron700MHz Windows2000
192.168.0.15 CASIO CASSIOPEIA A-60 WindowsCE
192.168.0.20 EPSON LP-8300S Laser Printer
192.168.0.250 PCi bRoadLanner NATルータ(〜ケーブルモデムへ)

NetBSDのインストール

パーティーション設計と方針

パーティーションの構成
/dev/sd0a / 800MB
/dev/sd0g /usr 1100MB
/dev/sd0b swap 128MB
/dev/sd0d HFS 4MB 最小7.6.1+ファイル共有関係
/dev/sd0e unused 20KB 余り

2Gしかないので/varや/home、/tmpを切るのは諦める。

/varと/usrはどっちを切るか悩んだが、個人サーバなので/varは適当に手入れをするという方針にして、makeで汚れやすい/usrを切ることにした。

でかいファイルの通り道になるのでユーザのホームディレクトリは/home以下でなく/usr/users/以下に置くことにする。

パーティーショニング

Apple HD SC SetupのwfwrリソースID67を00からFFに変更しサードパーティ製品をフォーマットできるように改造し(参考URL : http://www.euronet.nl/users/ernstoud/patch.html)、設計どおりにパーティーションを切る。

インストール

NetBSD1.5INSTALL Notes(ftp://ftp.netbsd.org/pub/NetBSD/NetBSD-1.5/mac68k/INSTALL.html:インストールファイルにも付属) 指示書どおりminishellでマウント後fstabをつくりインストールすると、なぜかI/Oエラーが頻発(3回やって全部失敗)するので、仕方なく/にまず、
kern.tgz
base.tgz
etc.tgz
をインストールする。FAQによるとQuantumのHDで、頭から1GBを超えるとInstallerでI/Oエラーがよく起こるらしい。

最小限の設定と/usrのマウント

シングルユーザでの起動確認とrc.confの編集

1.4までと起動スクリプトの処理方法が大きく変化していて、ここはマルチユーザモードに設定する

# vi /etc/rc.conf
rc_configured=YES

のみを設定する。また、シングルユーザでいるうちに新しく/usr2を作る。

# mkdir /usr2

そこにsd0gをマウントし、/usrの内容を移動。

# mount -rw /dev/cd0g /usr2
# mv /usr/* /usr2/

この瞬間はリンクが切れていて/usrのコマンドは効かないので、けっこうドキドキする。結構かかって移動が完了。/usrを空っぽなことを確認するため、rmdirで削除し、/dev/sd0gをアンマウント。

# rmdir /usr
# umount /usr2

そして/usr2を/usrにリネーム。

# mv /usr2 /usr

たかが/usrを別パーティーションにするだけなのにめんどくさい。fstabいじるついでだから/mnt/cdromを作って/usrと/mnt/cdromについて記述。

# vi /etc/fstab
/dev/sd0a       /               ffs             rw              1       1
/dev/sd0g       /usr            ffs             rw              1       1
/dev/sd0b       none            swap            sw              0       0
/dev/cd0c       /mnt/cdrom      cd9660          ro,noauto       0       0
kern            /kern           kernfs          rw              0       0
proc            /proc           procfs          rw              0       0
#mkdir /mnt/cdrom

念のため

# mount /usr

を試してマウントし、中身が入ってるか確認後、再起動。

>ターミナルがない、といわれて起動しない。

以前ターミナルの問題があったのを思い出し、/etc/rc.d/ttysのコマンド群ををコメントアウト。

>やっぱり起動しない。

とりあえずNetBSD.orgのFAQ(http://www.netbsd.org/Ports/mac68k/faq/)を見ると、1.5からの注意点として、

The second option is to boot into single-user mode and do the following:

mount -rw /
cd /dev
sh ./MAKEDEV all

Either solution should create the necessary device files and eliminate the annoying /dev/ttyE0: No such file or directory. message that you are probably getting. Please do not attempt to edit /dev/ttys to change the console line back to /dev/ttye0 as this device is no longer used under 1.5.

とあり、絶対ttysをいじるなとあった。しまった!

シングルユーザで入り、ttysを元通りに直して、MAKEDEVスクリプトを実行。

再起動後、無事マルチユーザに入る。

rootでログインして

# passwd
New password:(パスワードを入力)

でパスワード設定。ログアウトしてパスワードの確認。

cdromのマウント確認。

>マウントしない。

disklabel cd0を確認。

[root@lc475](‾)# disklabel cd0
# /dev/rcd0c:
type: SCSI
disk: CD-ROM CR-8005A
label: fictitious
flags: removable
(省略)

なあんだ、cd0aでなくcd0cじゃないか。fstab修正(前出のfstabは修正後のもの)。無事マウントした。

解除とマウントを繰り返して動作を確認。大丈夫。CD-ROMがマウントできたら一気にインストール。
# cd /mnt/cdrom/foo/bar/sets/
# tar -xvzf comp.tgz -C /
# tar -xvzf man.tgz -C /
# tar -xvzf text.tgz -C /
# tar -xvzf xbase.tgz -C /
# tar -xvzf xserver.tgz -C /
# tar -xvzf xfont.tgz -C /
# tar -xvzf xcomp.tgz, -C /
# tar -xvzf xcontrib.tgz -C /
# tar -xvzf xmisc.tgz -C /

これでインストールは完了。X Window Systemを使わないならx*.tgzのインストールはしなくても良い。text.tgzはインストールしないと一部のmanが用いるnroff等のバイナリがインストールされないので、入れておこう。いざというときは、manが一番の助けなのだから。

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