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Destiny 3:宇宙海賊(シーク)スピッドロウ登場

Destiny 3:宇宙海賊シークスピッドロウ登場(20p)

illustration : 君羽空夢
illust:スピッドロウ

アンブロウから奪った小型宇宙船スモール・ソプターは謎の巨大宇宙船に撃墜され、ナイブスは瀕死の重傷を負いその宇宙船に収容された。

常人なら8度は死ぬ程の苦痛にもがき苦しむ中、身の丈6メートルはあろうかという獣型種族が満身創痍のナイブスに襲いかかる。

「あんたがスピッドロウ‥‥獣型種族か‥‥なるほどどんな異星人にも負けぬ屈強な戦士なワケだ」

「ケガ人だろうと容赦せん。友の仇だ‥‥この手で引き裂いてくれる」

「それ以上近づいてみな‥‥自在剣スパイラル・ナイフで八つ裂きにしてやるよ‥‥」

威嚇するナイブスだが、その怪物はナイブスが人工的に生み出された特殊細胞タフ・ブースターにより増強された精神力で自在剣スパイラル・ナイフを使うこと、今の細胞まで傷ついた体ではそれは使えないだろうことを冷淡に告げ、ナイブスの首を掴み一本腕で軽々と吊りあげた!

しかし真相は違う。自在剣スパイラル・ナイフを使えないのは特殊細胞タフ・ブースターが傷ついているからではなく、特殊細胞タフ・ブースターが傷を負った肉体の修復に専念しているからなのだ。動けるていどに体が修復できれば特殊細胞タフ・ブースターは本来の働きに戻り精神力を増幅、自在剣スパイラル・ナイフを使うことができるようになる。

「ま‥待て‥‥俺の体の秘密をどこで知った‥‥?」

なんとかして時間を稼ごうとするナイブス。しかし復讐に燃える怪物は、容赦も、手加減も、会話を受け入れることさえもせず、その巨大な掌でナイブスの首に最期の一締めを加えようとしていた!

「メロウス! その男を離しなさい。スピッドロウはこんな事は望んでないわ。」

その怪物はスピッドロウではなくメロウスという異星人で、命令を下したのは人類種の女性・ゾーイだった。

スピッドロウの名を出されやや狼狽したか、ごくわずかにメロウスの力が緩んだ。その瞬間ナイブスはメロウスの手から逃がれ、片腕でメロウスの身長の倍も跳躍したかと思うと、メロウスを制止したゾーイの背後に廻り込み首を捕えた。

「女を傷つけたら許さんぞ、バラダット・ナイブス」

メロウスの背後から現れた"全宇宙で恐れられる宇宙海賊シーク"・スピッドロウは、驚いたことにこの宇宙で絶滅に瀕している人類種であった。

スピッドロウはアンブロウが忌の際にナイブスから読みとった記憶を、特殊な方法でその血液細胞から受け継ぎ、マリス事件の真相、「J」という男の存在、特殊細胞タフ・ブースター自在剣スパイラル・ナイフのことなど全てを知り、それを知った今、アンブロウの件でナイブスを一方的に恨んではいないと静かに告げた。

しかしアンブロウの親友であったメロウスは怒りが収まらず、執拗にナイブスに襲いかかる。ナイブスは逃げながらなんとか作業用ポッドを見つけだし、船外への脱出に成功する。

脱出したナイブスにスピッドロウから通信が入る。「J」についての情報だ。

「二年前クロウィル星団の惑星に妙な人類種の科学者が流れ着いたと聞いた‥‥」

いつの日かスピッドロウたちとの再開を予感しながらも、いまはただただ「J」を追い求め、クロウィル星団に向うナイブスであった。


Destiny 3:宇宙海賊シークスピッドロウ登場FAQ

わたしはスピッドロウの髪型ヘアスタイルテクノカットなのはおかしいと思うのですが。
おかしくありません。

わたしはスピッドロウの眉毛がないのはおかしいと思うのですが。
おかしくありません。

自分と会話しているナイブスに卑怯にも背後から襲いかかろうとするメロウスを看過するのはおとことして納得出来かねるのですが。
おかしくありません。
アンブロウに対するメロウスの友情の深さを斟酌し、ナイブスとの結着をつけたがっているメロウスをとめない一方で、マリス事件の真相とナイブスが深く責任を感じていることを知り、ナイブスの研究を盗んで行方をくらませたJについて己が知る限りの情報をさしだす。宇宙海賊シークスピッドロウとはそういうオトコなのです。

Destiny 1 のFAQでもったいつけたダロウスで2年ほど放置されていたと考えられる部分というのを教えて下さい。
この話の最後でナイブスはスピッドロウから「二年前クロウィル星団の惑星に妙な人類種の科学者が流れ着いた」と聞かされますが、ナイブスほどの強靭な肉体と精神力を持ち、「J」だけを執念で追い続けていながらその程度の噂さえキャッチしていないと言うのは非常に考えにくい状況です。不自然とさえ言えます。
スピッドロウに遭遇前の約2年間、ナイブスが何らかの環境下に置かれ活動を制限され、かつ情報も遮断されていたと考えるほうが自然です。
それこそ即ち第一話のあの状況と考えるのが最も自然かつ合理的な本編の解釈だと思われます。
2件のコメント »
  1. ひさびさの更新!!実に感慨深い!!君羽先生の「惑星つぐ」を愛するものならではの熱い文章!!
    しかもスピッドロウ描きおろしだっ!!
    そして私の脳裏にも「第一話のあの状況」が鮮やかによみがえって来ました!!
    ぜひ、全話完結に向けて動きだして下さい。すこしずつでいい・・・・

    コメント by 宇宙の狼フレディ将軍 — 2010/06/21 @ 22:03

  2. うわーっ、何年ぶりかねえ。将軍。
    再起動宣言したものの、なかなか構築を進められずにいたけど、こういう一声は励みになるわー。
    また寄ってね。オフの方でも呑みたいね。

    コメント by 君羽空夢 — 2010/06/25 @ 05:45

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